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舞台と物語に恋しているダンボの日記です。皆様に楽しいこと、幸せなこと、笑えることがたくさん降り注ぎますように!


by dumbo-kakeru

2009年 12月 27日 ( 1 )

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♪昨日の深夜、放送された小田和正さんの「クリスマスの約束」をご覧になった方、多かったみたいですね。
私もここ数年、毎年見ていますが、今年もすごく良かったです。
とくに総勢34名のアーティストの方々が、22分50秒のメドレーを歌い継ぐところ、圧巻でしたね!

とくに変わった演出もなく、ヒット曲をアーティストの皆さんが順番に歌っているだけなのに、とっても感動しました。
お客様の長い長い拍手が、その感動を物語っていました。


番組を見終わってから、なぜあんなに感動したのだろう?なにがそんなに良かったのだろう?と考えました。
多分アーティストの方、お一人お一人が、究極に自分を磨き、個性を研ぎ澄まされた方々で、
そのお一人お一人がキラキラされているから、そのキラキラが増幅されてすごいことになっていたのだと思います。

ただ単に、隣の方と声を合わせるだけでなく、究極に自分らしさを発揮しながら、声を合わせることのできる方々だったんだろうな、と思いました。

…そのことに気づいた時、私は大学時代、コーラス部に所属していた時のことを思い出しました。
私の大学のコーラス部は、技術的にはそんなに上手いというわけでもなかったと思うのですが、当時は60名近くの部員がいて、すごく活気があったのです。

そんな私たちの演奏を、他の大学のコーラス部の指揮者の方が「すごく良かった」と褒めてくださったことがあります。
その方が所属されていたコーラス部は、コンクールに出場され、賞を獲られたりされるほど、技術的には私たちよりずっとずっと素晴らしい団でした。
にもかかわらず、「ダンボちゃんたちの演奏がとても羨ましかった」とその方はおっしゃってくださったのです。

当時は全くわからなかったのですが、今はその方のおっしゃってくださった意味が少しは解ります。
私たちのコーラス部の人たちは、きっと一人一人が「自分らしい声」で歌っていたのでしょう。
その方のコーラス部は、コンクールなどでいい演奏をするために、「声を合わせる」ことをすごく頑張っておられたのだと思います。

私たちのコーラス部には、いろんな人がいました。
「歌が好きな人」も「それほど好きでない人」も、「上手い人」も「それほど上手くない人」も、みんなが「楽しく」歌えることを目指していました。
だから洗練はされていなかったかもしれないけど、「何らかの感動を呼ぶ」演奏はできていたのかもしれないな、と思います。


自分を研ぎ澄まし、「あるがまま」の自分であり続ける。
それができてはじめて、「あるがまま」の誰かと本当の意味で心を通い合わせることができるようになるのかもしれません。

2010年は、そんなことができるようになりたいな、と思ったクリスマスの夜でした。




♪さて、最近毎日のように登場するお嬢様とセバスチャンですが、今日私(ダンボ)はふと、
「お嬢様のお母様ってどういう方だろう?」と思いました。
ですから、セバスチャンに聞いてみました。

セバスチャン「‥お嬢様のお母様ですか?今、この絵しかお屋敷にはないのですが、どうぞご覧になってください」

(そう言うと、セバスチャンは一枚の絵を持ってくる)

セバスチャン「ほら、とってもお美しい方でしょう。もっとも、彼女がまだお若い頃の肖像画なのですが。」
ダンボ「本当にお綺麗な方ね。もちろんお母様も、一緒にお屋敷に住まれているのでしょう?」
セバスチャン「いいえ、お嬢様のお母様は、このお屋敷から遠く離れた南の島に住んでいらっしゃるのです。
その島で、美しいお花を育てるお仕事をなさっていらっしゃいます」
ダンボ「じゃあ、お嬢様のご家族は誰もお屋敷にいらっしゃらないの?」
セバスチャン「残念ながら、お嬢様と血の繋がった方はこのお屋敷にはいらっしゃいません。
もちろん、私のような召使いは沢山おりますから、お嬢様は何不自由なく暮していらっしゃいますが」
ダンボ「でも、ご家族がいらっしゃらないんじゃ、お嬢様寂しいわね」
セバスチャン「そうかもしれません。でもお嬢様のお母様は数年前にこうおっしゃったのです。
『セバスチャン、あの子は物書きになりたいようね。だったら一人になることが必要です。本当の意味で孤独を味わうことが。私は、あの子から遠くに離れることにするわ』って。
お嬢様はそのことで、ずいぶんお母様を恨まれたようでした。だって、お母様はお屋敷を出られた日から、ただの一度もお嬢様とお会いになられず、お手紙すらお寄こしになられないのですから。
しかし最近やっと、お嬢様は落ち着かれました。一人でいることにようやく慣れてこられたようです」
ダンボ「そう…お嬢様おかわいそう…」

(セバスチャンは首をふり、にっこり笑う)

セバスチャン「でもね、ダンボ様。今だってやはりお嬢様はお母様に守られているのです。私は内緒にしておりますが、お嬢様の召し上がられている果物は皆、お母様の住んでいらっしゃる南の島から届いたもの。そしてこのお屋敷のお庭に咲き乱れるお花はすべて、お母様が育てられたお花の子供たちなのですよ」
ダンボ「そうなの!なんて美しいお花が咲いているお屋敷だろう、ってずっと思ってたわ」
セバスチャン「私は信じているのでございます。お嬢様が一人前の物書きになり、お母様と再会できる日はもうすぐだって…
人間は一人でいることを愛せるようになってはじめて、本当の意味で誰かと一緒にいられるようになるのです。
人は孤独になってはじめて、孤独ではなくなるんだと私は思いますよ」



ダンボ注 : この絵は、ルノアールの「アンリオ夫人(1876年頃)という絵です。
by dumbo-kakeru | 2009-12-27 00:19