素敵だぞ日記(ちょっとした発見)
2010年 03月 20日
♪皆さんこんばんは。お元気ですか?
久しぶりの素敵だぞ日記です。
日記というよりは、覚え書きです。
最近、想流私塾や「宇宙となかよし」の脚本をずっと書いていたのですが、
ものすごく時間をかけているわりには、全然出来上がらず、私は馬鹿じゃないかしら、と思っていました。
でも今日、ちょっとした発見があって、想流私塾の方は完成にだいぶ近づいたのではないかと思えたので、その時の感覚を書き留めておきます。
これはあくまで私の場合なのですが、最初に考えたストーリーや構成など、「こう書くべきだ」という枠組みは、実際書く時には、すっかり忘れてしまわないといけないみたいです。
書く作業の一瞬一瞬の中で、「本当に私はこれが書きたいと思っているのだろうか?」「この言葉は私の感覚にとって不自然じゃないだろうか?」「物語に入り込んだ私は、ちゃんとこの感情を感じられているんだろうか?」
といつも自分に問いかけて、
ちょっとでも違和感のあることは、注意深く排除していかないといけないみたいです。
そうして書いていくと、だいたい、最初に考えた構成やストーリーどおりにはなりません。
無理に最初の計画を守ろうとすると、ひずみが出てきます。
私の場合、たぶん最初に考えたことというのは、「今までに見たことのある、舞台や映画や本などから影響を受けたもの」なのだと思います。
でもその一瞬、一瞬書いている言葉というのは、ちゃんと自分に正直に書けている限り、「今の自分にし書けない、オリジナルなもの」なので、
合わなくなって当然なのだろうと思います。
でも、最初に構成やストーリーを考えたことが無駄かというと、決してそうじゃないんです。
自分に正直に書いていくと、一度考えたもののうち、守らなくていいものは排除され、絶対に守らなければならないものは、ちゃんと守れる方向に行くみたいです。
どうしてそういうことが起きるのかわかりませんが、
たぶん、人間の心というものは、深いところではみんな繋がっていて、共通パターンがあるからなのかもしれないな、と思いました。
最初に考えた展開が、過去の作品に影響を受けたものであったとしても、
今の自分にとって嘘のない表現を重ねていって、結果、やっぱり最初に考えた展開(過去の作品と同じ展開)になったのだとしたら
それは「オリジナル」なのだと思います。
それは過去の作品の創り手と、自分の「心のパターン」が似ていたから、「結果的に同じになったね」ってことなんだろうと思います。
だけど、最初に考えた展開どおりにあてはめるために、
心に感じる「微妙な違和感」を無視しながら表現をしてしまうと、
いくら巧妙に出来上がったとしても、それは「何かが違う」「どこか嘘くさい」ものになってしまうのだと思います。
これはあくまでも私の感覚で、他の方にあてはまるのかどうかはわかりません。
でも、もし私が「価値あるもの」「面白いもの」を書くことができるとしたら、
「いかに自分に正直になれるか」という、ただ一点にかかっているんだなあ、ということが
だんだん見えてきました。
自分を出さないで、面白いものを書けるほど、私は技術もないし、器用でもないんだと思います。
私にとっては、「自分に正直になる」ということが、何よりも大事だとわかるために、
そして「自分に正直になるとはどういう感覚か」を掴むために、長い長い試行錯誤の時間が必要だったのだな、と思えました。
「宇宙となかよし」は、原作ものです。
しかも私は、あまりストーリー展開は変えたくないと思っています。
だから、ついつい、決められた展開に「あてはめよう」としてしまったのですが、
一度、すべての決めごとを忘れてみようと思います。
全く新しいものを書くつもりになろうと思います。
原作を書かれたQさんの心のパターンと私の心のパターンにも、どこか共通のものがあるでしょうから、
そうやって書いていっても、
守るべきものはちゃんと守れる方向に行くだろう、ということを信じています。
さて、少し余談ですが、私は、コメディが書ける人になりたいと思っています。
ですが、「笑わせる技術」には全く自信がありませんでした。
でも、時々「天然ですね」とか言われて、思わぬところで笑っていただけることがあるので、
「自分に正直になる」という方向を貫いていけば、
コメディを書いているつもりはないけど、結果的にコメディを書いてしまった、
ってことも起こるんじゃないかな、と希望を持ちはじめました。
長々とすみません。
私にとっての大切な発見なので書かせていただきました。
「書く」ことも「生きること」も、
「先が見えなかったり」「思った通りにいかない」ってことは、不安になりますよね。
「あらかじめ決められたルートどおり」行く方が、楽だと思えることもあります。
でも、一瞬一瞬、自分に正直でいれば、
その課程では、思いがけないことが起こっても、
本当に「行きたい」と思ったところには必ずたどり着くのだと思います。
そのことを、深いレベルで信じられるようになりたいです。
久しぶりの素敵だぞ日記です。
日記というよりは、覚え書きです。
最近、想流私塾や「宇宙となかよし」の脚本をずっと書いていたのですが、
ものすごく時間をかけているわりには、全然出来上がらず、私は馬鹿じゃないかしら、と思っていました。
でも今日、ちょっとした発見があって、想流私塾の方は完成にだいぶ近づいたのではないかと思えたので、その時の感覚を書き留めておきます。
これはあくまで私の場合なのですが、最初に考えたストーリーや構成など、「こう書くべきだ」という枠組みは、実際書く時には、すっかり忘れてしまわないといけないみたいです。
書く作業の一瞬一瞬の中で、「本当に私はこれが書きたいと思っているのだろうか?」「この言葉は私の感覚にとって不自然じゃないだろうか?」「物語に入り込んだ私は、ちゃんとこの感情を感じられているんだろうか?」
といつも自分に問いかけて、
ちょっとでも違和感のあることは、注意深く排除していかないといけないみたいです。
そうして書いていくと、だいたい、最初に考えた構成やストーリーどおりにはなりません。
無理に最初の計画を守ろうとすると、ひずみが出てきます。
私の場合、たぶん最初に考えたことというのは、「今までに見たことのある、舞台や映画や本などから影響を受けたもの」なのだと思います。
でもその一瞬、一瞬書いている言葉というのは、ちゃんと自分に正直に書けている限り、「今の自分にし書けない、オリジナルなもの」なので、
合わなくなって当然なのだろうと思います。
でも、最初に構成やストーリーを考えたことが無駄かというと、決してそうじゃないんです。
自分に正直に書いていくと、一度考えたもののうち、守らなくていいものは排除され、絶対に守らなければならないものは、ちゃんと守れる方向に行くみたいです。
どうしてそういうことが起きるのかわかりませんが、
たぶん、人間の心というものは、深いところではみんな繋がっていて、共通パターンがあるからなのかもしれないな、と思いました。
最初に考えた展開が、過去の作品に影響を受けたものであったとしても、
今の自分にとって嘘のない表現を重ねていって、結果、やっぱり最初に考えた展開(過去の作品と同じ展開)になったのだとしたら
それは「オリジナル」なのだと思います。
それは過去の作品の創り手と、自分の「心のパターン」が似ていたから、「結果的に同じになったね」ってことなんだろうと思います。
だけど、最初に考えた展開どおりにあてはめるために、
心に感じる「微妙な違和感」を無視しながら表現をしてしまうと、
いくら巧妙に出来上がったとしても、それは「何かが違う」「どこか嘘くさい」ものになってしまうのだと思います。
これはあくまでも私の感覚で、他の方にあてはまるのかどうかはわかりません。
でも、もし私が「価値あるもの」「面白いもの」を書くことができるとしたら、
「いかに自分に正直になれるか」という、ただ一点にかかっているんだなあ、ということが
だんだん見えてきました。
自分を出さないで、面白いものを書けるほど、私は技術もないし、器用でもないんだと思います。
私にとっては、「自分に正直になる」ということが、何よりも大事だとわかるために、
そして「自分に正直になるとはどういう感覚か」を掴むために、長い長い試行錯誤の時間が必要だったのだな、と思えました。
「宇宙となかよし」は、原作ものです。
しかも私は、あまりストーリー展開は変えたくないと思っています。
だから、ついつい、決められた展開に「あてはめよう」としてしまったのですが、
一度、すべての決めごとを忘れてみようと思います。
全く新しいものを書くつもりになろうと思います。
原作を書かれたQさんの心のパターンと私の心のパターンにも、どこか共通のものがあるでしょうから、
そうやって書いていっても、
守るべきものはちゃんと守れる方向に行くだろう、ということを信じています。
さて、少し余談ですが、私は、コメディが書ける人になりたいと思っています。
ですが、「笑わせる技術」には全く自信がありませんでした。
でも、時々「天然ですね」とか言われて、思わぬところで笑っていただけることがあるので、
「自分に正直になる」という方向を貫いていけば、
コメディを書いているつもりはないけど、結果的にコメディを書いてしまった、
ってことも起こるんじゃないかな、と希望を持ちはじめました。
長々とすみません。
私にとっての大切な発見なので書かせていただきました。
「書く」ことも「生きること」も、
「先が見えなかったり」「思った通りにいかない」ってことは、不安になりますよね。
「あらかじめ決められたルートどおり」行く方が、楽だと思えることもあります。
でも、一瞬一瞬、自分に正直でいれば、
その課程では、思いがけないことが起こっても、
本当に「行きたい」と思ったところには必ずたどり着くのだと思います。
そのことを、深いレベルで信じられるようになりたいです。
by dumbo-kakeru
| 2010-03-20 19:47