舞台と物語に恋しているダンボの日記です。皆様に楽しいこと、幸せなこと、笑えることがたくさん降り注ぎますように!


by dumbo-kakeru
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2010年 02月 15日 ( 2 )

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♪皆さま、いつも日記を読んでくださってありがとうございます。
感謝の気持ちでいっぱいです。
お返事もきちんとお返ししたい、と思ってるうちに遅くなってしまってすみません。
脚本が一段落したらお返事させていただきます。
本当に本当に申し訳ございません…。
そしてありがとうございます。

最近、とっても落ち込んでしまったのですが、
Qさんのお話を聞いたり、
父がスポンサーシップメッセージをくれていたことを思い出したり、
セバスチャンのハッピーニュースを聞いたりしているうちに、
なんとか浮上してきました。

本当にピンチはチャンスだな、って実感しています。
もしかしたら、試練って、全部自分が引き寄せているのかもしれません。

自分が成長したくて、わざわざ辛い思いをするのです。
それを考えると、ピンチは「自分から自分へのプレゼント」だなって思い始めました。


今月も崖っぷちにいるにも関わらず、
その現実を直視するパワーすらなかった感じだったのですが、
ありがたいことにパワーはみなぎってまいりましたので、
締め切りまで頑張ります!

さて、「宇宙となかよし」執筆にあたっての最近の目標!
「超イヤな女になる!」
これです!

コイツってホントにとんでもない生き物!
二度とコイツには出会いたくない!
ああ、わけわからん!
って思われたい。
…っていうか、私には確実にそういう部分があるので、
そういう部分を全開にすればいいだけ。

幸いにも最近、私ってこんなにワガママだったのか!幻滅!って思う出来事がありましたので、
その状態をキープしたままやりたいと思います。

今日、想流私塾で塾長がおっしゃったこととも関連するのですが
「宇宙となかよし」の中に「私」を入れるのではなく、
「私」の中に「宇宙となかよし」を入れたいです。

しかも、イヤな私の中に入れたいです。

エゴまるだし。
いやらしさむきだし。
カツオ風味のほんだし。

…いやいや。
とにかく、素のままの私をさらけだしたいです。
どうでしょうねえ、できますかね?お嬢様。


♪お嬢様「できるわよ。
だってダンボさんみたいなくそったれ、見たことないもん」
セバスチャン「お嬢様!くそったれ、とか言うのはおやめください!」
お嬢様「くそったれくそったれくそったれ〜!
悔しかったら、いっぺん彼氏連れてきな!
私は一応、彼氏できたもんね、へへん!」
セバスチャン「お嬢様!」
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by dumbo-kakeru | 2010-02-15 23:26
♪セバスチャンでございます。
皆さま、今日は大変なことがあったのでございますよ!

本日、2月14日はお嬢様の誕生日でしたので、私は張り切ってお屋敷の飾り付けをし、お嬢様のためのバースデーケーキを取りに行ったのでございます。
ところが、パティシエのJ・L・ムーラン様は首をかしげられ、こう言われました。
「たしかに一度はケーキの予約をお受けしました。チョコレートのスポンジケーキの上に溶かしたチョコレートをかけて、ミロをふりかけた特製バースデーケーキでしたよね。でも、その後にキャンセルのお電話を頂きましたよ。ですから今日はお作りしておりません」

そんなはずはない!私はJ・L・ムーラン様に抗議しようと思いました。
「今日は大切なお嬢様の誕生日ですよ!その日にケーキがないなんてとんでもない!
なんとしてでも作ってくださいっ!」

でも、なにしろ今日はバレンタインデー。J・L・ムーラン様も弟子の方々も、チョコレートのお菓子作りにてんてこまいのようでした。
気の小さい私は何も言えず、そのまますごすごと帰ってきたのでございます。
もちろん、お嬢様はたいそうお怒りになりました。

「セバスチャン、私のことを大切に思ってないのね!」
「そんなわけないじゃありませんか。お嬢様は私の命でございます」
「じゃあどうしてケーキを用意してくれなかったの!」
「何かの手違いだと思います。全く原因はわかりません。でも、どんな原因であれ、お嬢様をがっかりさせてしまったのは私のミスでございます。本当にすみませんでした」
「許さないわ!」

大変です。こうなったら、お嬢様のご機嫌はなかなか直らないのです。
仕方がない…せめて私はプレゼントだけでも渡そうと思いました。

「お嬢様、私からのプレゼントでございます。幕末のことが勉強したいと言っていらっしゃったお嬢様のために、坂本龍馬を描いた名作マンガ、『おーい!竜馬』を古本屋で探してまいりました。 全23巻揃っております。どうぞ受け取ってください」
「そんなのいらない!」
「…さようございますか。仕方ありません。ですが良いマンガらしいので、一応本棚に並べておきます。もしお読みになりたいと思われたら読んでみてください」

私は本棚にマンガを並べはじめました。
並べながら、自分のふがいなさに、思わず涙が出そうになりました。
でも我慢して並べ続け、21巻まで並べ終った時、なぜか、楽しそうなお嬢様の歌声が聞こえてきたのでございます。

お嬢様「♪お馬鹿なお馬鹿なセバスチャン
あなたのお家はどこですか?
お家をきいてもわからない。名前をきいてもわからない」
…ほら、かける!とげる!あなたたちの出番よ!」
♪犬のおまわりさん
それと恐竜のおまわりさん
困ってしまって」

かける「わんわんわんわん!」
とげる「がおがおがおがおー!」

もうっ!みんなで私を馬鹿にしやがって!
私もいい加減腹が立ったのでございます。

「お嬢様のバカヤロー!!!黙っていればいい気になりやがって!もうお前のことなんか知るかっ!」
…って言おうと思ったのですが私の口から出てきたのはこんな言葉でした。

「本当に申し訳ございませんでしたお嬢様!これからはミスのないように一生懸命やります!
だからどうかどうか、私を嫌いにならないでください!」

お嬢様は怖い顔をしながらこう言われました。
「じゃあ、私の言うことなんでも聞く?」
「もちろんでございます!」
…いつも聞いてるじゃないですか、と言いたい気持ちはグっとこらえました。
「私の願い、叶えてくれる?」
「お嬢様のお願いなら、命にかえても叶えさせていただきます」
「本当ね!取り消すのはなしよ!」
「取り消すわけないじゃないですか!」
「約束する?」
「ゆびきりげんまんでございます。針千本でも万本でも喜んで飲みましょう」
「じゃあ、このカードに書いてあることを、必ず実現させてちょうだい」

そう言われると、お嬢様は、小さな赤いカードをくださったのです。

「これはなんでございますか?」
「中を読んでちょうだい。そしてあなたの返事をきかせて」

私は、カードの中を見ました。そこにはお嬢様の字で、あることが書いてありました。

それを見た私の身体は、なぜか急に震えだしてしまいました。

「いけません!こんなことをお考えになっては!」
「どうして?絶対に願いを叶えてくれるって言ったでしょ」
「ですが、この願いだけは聞き入れられません」
「もちろん今すぐとは言わないわ。私が大人になってからでいいのよ」
「その時には、私はよぼよぼのおじいさんになってしまいます」
「大丈夫、セバスチャンはきっといつまでも若いわ」
「そんなわけありません!第一、私とお嬢様はご身分が違います。もしこんなことにでもなったら、お嬢様のお母様に叱られてしまいます」
「母さんは許してくれたわ!もしあなたが望むなら、セバスチャンにその願いを叶えてもらいなさいって言ってくれた」
「え?」
「知らなかったでしょ。私と母さん、最近メールでしょっちゅうやりとりしているのよ」


そうだったのか…気づいていない私がうかつでございました。
南の島に暮らしていらっしゃるお嬢様のお母様は、確かにお嬢様に手紙を書かないと言っていらっしゃいましたが、メールを送らないとは言っていらっしゃいませんでした。

「母さん、言ってたわ。女性は安心できる人と一緒にいるのが一番だって。
私は思うの。あなたほど私を安心させてくれる人はいないって。
これからどんな人に出逢っても、私のこの感覚は変わらないと思う。
てっきりあなたもそうだと思ってたわ。私の思い違いかしら?」

…確かに、私もお嬢様と一緒にいると、心の深い部分が、不思議と安心するのでございます。
まるで、もう一人の自分と一緒にいるかのような安らぎに満たされるのでございます。
だからわがままに振り回されても、無理難題を言われても、お嬢様のことは絶対に嫌いになれないのでございます。

「もちろん、今すぐ何をしてほしいとか、何かが変わることを望んでいるわけではないの。
でも、私のために、小さな約束をして欲しいの。
もしそうしてくれたら、あなたとのその約束が、私の心を温め続けてくれるでしょう。

これから先、いつでも、どんなときでも」
「…お嬢様」
「お願い、セバスチャン、約束して。必ず私の願いを叶えるって」

そうおっしゃるお嬢様の目は、いつになく真剣でございました。
私の頭には、お嬢様と出会ってからの数年間が走馬灯のように思い浮かびました。
こんなことをおっしゃるなんて、お嬢様も少し大人になられたのだな、と思ったのでございます。

お嬢様の今のお気持ちは今のお気持ち、未来のことはわかりません。
だから数年後、お嬢様は私との約束を取り消したくなるかもしれません。
それで良いのです。私は決して、お嬢様に針千本なんか飲ませたりしません。
いつでも、どんな時でも、お嬢様の幸せのために、全力を尽くすのことが私の役目です。


そして何より、私はお嬢様の気持ちが嬉しゅうございました。
私は、お嬢様のことが大好きなんだな、ってあらためて思いました。
世界中の誰よりも。

私は決心し、こう言いました。

「わかりました。お約束します。このセバスチャン、お嬢様の願いを必ず叶えますよ」


私のその言葉を聞くと、お嬢様はにっこり笑って、私に小さなプレゼントをくださいました。
包みを開けると、中にはお嬢様の手作りのチョコレートが入っていました。
お世辞にも美しいとは言えないトリュフでしたが、お嬢様の大好きな、溶けたチョコレートと、私の大好きなミロで作られていました。

私はようやく思いだしました。
そうだ、バレンタインデーは、本来は召使いがお嬢様の誕生日を祝う日ではなく
女性が男性に愛を告白する日だったなあって…

…というわけで、今年のバレンタインデーは、私にとって、一生忘れられないものになりました。
長い報告になってしまいましたね。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。

思いがけない出来事でしたが、私はとても幸せです。
皆さまにも、キラキラ輝く幸せな出来事が、いっぱいいっぱい訪れますように!

セバスチャン


P.S

後でわかりました。J・Lムーラン様にケーキをキャンセルされたのは、お嬢様ご自身だったそうですよ!
もしプロの作ったチョコレートケーキがあったら、自分の作ったトリュフのありがたみが無くなるからだそうです。
ケーキがあろうがなかろうが、私にとっては、間違いなく世界一美味しいチョコレートでしたけどね。

え?カードになんて書いてあったか、まだ教えてもらってない?
いやあ、そうでしたっけ?
え?もったいぶるな?もう日記を読んでやらんぞ。
それは困ります…わかりましたわかりました。じゃあ、ほんのちょっとだけお見せしますね。

なんだか恥ずかしいので、すぐ忘れてくださいね。

はい!


「大好きなセバスチャンへ
私をお嫁さんにしてください。
イレーヌ」
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by dumbo-kakeru | 2010-02-15 03:36