舞台と物語に恋しているダンボの日記です。皆様に楽しいこと、幸せなこと、笑えることがたくさん降り注ぎますように!


by dumbo-kakeru
カレンダー

2010年 02月 02日 ( 1 )

♪「宇宙となかよし」と、想流私塾の課題、両方とも今日が締め切りだったのですが、無事間に合わせることができました。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。
いろいろな方々の応援を感じた執筆期間でした。すべてのことに感謝しています。
その応援がなかったら、とても乗り越えられなかった1月だったと思います。
本当にありがとうございました!

しかし!
出来上がったと思った瞬間に、作品のダメなところって解ってしまうものなのかもしれません。
ホっとした瞬間から反省の嵐…
「なんでこんなことしかできなかったんだろう」
と悔しくてたまりません。

間違いなく、人生で一番頑張った1月で、
絶対あれ以上の努力はできなかったのに、
あんなにしんどい思いをしたのに、それでもダメでした。

「画竜点晴を欠く」ってこのことなのかもしれません。
決して悪くはないのですが、何か肝心なものが足らないのです。
白身は頑張って作ったのですが、黄身を入れ忘れました、って感じです。

本当に失望してしまったのですが、
「今の自分なんて所詮こんなもの」
ということを認め、諦めないといけないですね。

「宇宙となかよし」については、「完璧なものを出してください」
と座長に言われていたのに、完璧なものは出せませんでした。
まだ感想もいただいてないので、今後の展開がどうなるかはわかりません。

でも、今日までの努力は間違ってなかったと思っています。
今日形にしたものが、また新たな流れを生んでくれるよう祈るばかりです。


♪なぜ「画竜点晴を欠く」ってことになってしまったのか…
そのヒントを、想流私塾でいただいたような気がしました。

今日出した課題も、正直「いまいち」な出来だったのですが、
師範にこういう感想をいただいたのです。

「本当はあなたはもっと、『痛い』話を書ける人だと思うけど、
今日のは、安全なところで書いちゃったわね、という感じです」

ある塾生の方も
「私も、ダンボさんの作品は、『痛い』ところが魅力だと思っていました」
と言ってくださいました。

「痛い」というのは、別の言い方で言うと、
「切実だ」とか「切ったら血が出そうな話」とか、「身を切って書いている」っていうイメージだそうです。

私は、自分の作品の持ち味がそういうところにあるとは全くわかっていなかったです。

ですから、今日伝えてくださった師範や塾生の方にとても感謝しています。

でも、そう言われてみれば、確かに思いあたるふしもあります。
他の表現者の方を見ていても、私はそういう方に惹かれていたのかもしれません。

たとえば、最近私は本田美奈子さんの映像をよく見ていたのですが、
彼女の歌には、「切実さ」や「悲壮感」があります。
明るい歌を聴いても、なぜか悲しみが伝わってきたりします。
だから、美奈子さんの歌が苦手だと思う方もきっといらっしゃると思うんです。
でも私は大好きなんです。

思い返してみれば、
私が脚本を書いた作品で、評判が良かったのも
やっぱり「痛い」話だったと思います。

タイミングで言うと、
父親が亡くなったり、母親との葛藤で苦しんだり、恋にすごく悩んでいたりした時に書いた作品でした。
しかも、暗い話というわけではなく、自分が辛い時期に、あえて明るい話や、コメディを書いた時がすごく好評でした。

そう思い返してみると、「宇宙となかよし」がいま一歩だった理由が少しわかりました。


あれは、リエコが「天命を探す」話です。
「何をすればよいのかわからない」という、リエコの焦燥感や切実さが何より重要だと思うんです。

でも、私はずっと前から「何をすればよいのかわからない」っていう時期があまりありませんでした。
実力もないくせに、「脚本を書くのが私の天命だ」となぜか思っていました。
だから、リエコの気持ちにあまり感情移入できていなかったのだと思います。
ああ、ダメじゃん…(涙)
今頃気づいてしまいました。

でも、「思ったような脚本の世界に全然到達できない」という焦燥感や、悲壮感は、これでもかというぐらい感じています。
だから、それをリエコに重ね合わせることができるなら、きっと感情移入できると思うんです。

今後、直す機会があったら、
ちゃんと、リエコと自分の共通する「痛さ」を見つけて
今度こそ、竜の絵に、目を入れたいと思います。
どうかそういう機会が訪れますように…


♪お嬢様「というわけで、やっと崖っぷちじゃなくなったと思ったけど、
これからも、あえて崖っぷちにい続けた方がいいみたいだわ。
その方が『痛い』話が書けそうだもの。
バンジージャンプから踏み出す前のスリルを、永遠に味わう人生なのかもね」
セバスチャン「まあ、難儀なこと…お気の毒なお嬢様」
お嬢様「ところがちっとも気の毒じゃないのよ。
だって、私は好きでそうしてるんだから。
要するに、私はMなのよ。
それにね、私は幸せ者なの。
崖っぷちで、死ぬほどの恐怖を味わったとしても、決して死ぬことはないとわかっているからよ。
だって、もし私が崖っぷちから落ちたら、セバスチャン、あなたは命がけで受け止めてくれるでしょう?」
セバスチャン「もちろん、そのつもりでございます。
そのために、私は片時も離れず、お嬢様のおそばにいるのでございますから」
お嬢様「守ってくれる人がいるとわかっているから、私は好きなだけ危ないことができるの。
あなたがいてくれるから、『痛い』思いをしても安心なのよ。
ありがとう、セバスチャン。これからもよろしくね」

(今日は大変素直なお嬢様なのでございました)
[PR]
by dumbo-kakeru | 2010-02-02 02:23