舞台と物語に恋しているダンボの日記です。皆様に楽しいこと、幸せなこと、笑えることがたくさん降り注ぎますように!


by dumbo-kakeru
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2009年 11月 06日 ( 1 )

素敵だぞ日記

♪大好きなんだけど、ちょっとやそっとの覚悟では近寄れない、そんなひとや物事ってあると思いませんか?
私にはあるみたいです。

それに近づくためには、今までに作ってきた自分の枠組みを取り壊し、まっさらにしないと近寄れない。
だから近寄れることに対する幸せと同時に今までの自分が壊れていく「痛み」を感じてしまう。

でも本当に自分のステージを上げたかったら、覚悟を持って、自分を壊しながらでも近づかなければならない時がやってくると思います。

「それに近づくためなら、痛みを感じてもかまわない」
そう思えるぐらい魅力的に見えるそのひとや物事が、その人にとって本当に「素敵」といえることなのかなあ‥と思いました。

そんなことを考えていたらある詩を思い出しました。私が大学時代、コーラス部の指揮者をさせて頂いた時に選曲した曲の歌詞です。
昨日にひき続き、詩の引用をさせて頂きます。


「白鳥」 髙野喜久雄
(組曲 「ひたすらな道」より)

夢ばかり見ていた白鳥
群れからはぐれて ひとり湖の上
眠りすぎていた白鳥

目覚めると誰もいない
いてつく冬の朝
見わたす限りの氷

とびたとうと もがく
もがく もがくが
両足は かたい氷の中だ
大きな翼をはげしくうち
もがき あばれ狂う時
両足はもう断ち切れそうだきれる きれる きれる
きれてもなおとぶのだ

おお 白鳥は遂にふり切ってとびたった
すばらしい絵のように空の果てにとび去った

やがて春が来た
二本の足が湖に浮いていた

おお そして 信じてほしい間もなくのことだ
やはり あの両足のない白鳥が
湖の上を舞い
幾日も舞いながら
遂にその両足を見つけ
口にくわえてとび去った



‥こういう詩です。
かなり恐ろしい詩ですが、当時の私はこの詩にすごく魅力を感じていました。

今考えると、この詩は、ステージが上がる時の痛みを表しているのかもしれません。

大学の時の私は、自信のない自分と戦いながら指揮者をやっていました。
まさにもがき苦しむ白鳥の気分でした。

今も変わらず、いろんなことでもがいているのですが、当時と違うのは、それでも確かな希望を持っているということです。

多少足は痛むけど、もし飛ぶことができたら、空はきっと美しいだろうから全然平気♪と思うのです。

それだけ、素敵で、心から大好きで、必ず近づきたいと思うひとや物事に出会えている、というのは本当に幸せなことだとあらためて思っています。


♪日記などでも皆さんが素敵だと書かれている、「THIS IS IT」を見てきました。
マイケル・ジャクソンさんの熱狂的なファンというわけではなかったのですが、冒頭のシーンですでに涙が出てきてしまい、自分でも意外なほど泣いてしまいました。
バックステージものだったので、あのスクリーンに映っているすべての人々の気持ちがわかる気がして、感情移入してしまったのだと思います。

マイケルさんは本当に、愛し、愛されるために生まれてきた人。
人間の愛を極限の深いところから引き出し、そして極限まで広げることのできる真のスーパースターだったのだな、と思いました。

あんな悲しい最期だったからこそ、マイケルさんの意思を継ごうとする人が世界中にいっぱい増えて、そして世界はより良くなっていくんだと思います。

ちょっとでも興味のある方はぜひご覧になってください。
本当に素敵な映画です。おすすめです!
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by dumbo-kakeru | 2009-11-06 22:59 | つれづれ