「夢の花咲く頃Ⅱ」を観て思ったこと。
2008年 10月 26日
というわけでブログを再開したわけですが、まずは新神戸オリエンタル劇場で行なわれていた
「夢の花咲く頃Ⅱ」の公演を観せていただきました!という話題です。
これは、劇団てんも大変お世話になっている、
元宝塚歌劇団、雪組の千城恵さんが企画されたチャリティー公演です。
汀夏子さんを筆頭に、元タカラジェンヌの方々が、とてもバラエティに富んだパワフルなショーを繰り広げていらっしゃって、すごく楽しい時間を過ごさせていただきました。
私は高校時代、宝塚がとても好きだったのですが、汀夏子さんや千城恵さんはもう退団された後だったので、今回、汀夏子さんの舞台をはじめて観せていただきました。
汀さんは退団されて28年たっていらっしゃるそうですが、まるでそんな年月を感じさせません!
ついこの前まで現役だったのでは?と思えるほど、男役として輝いていらっしゃることにびっくりしました!
そして、汀さんのフリートークの面白いこと!!!
度肝を抜かれてしまいました!
さっきまでカッコイイ男役だったのに、トークで一気にお客さんと同じところに降りて来られるというか、「大阪のオバチャン」みたいになられるんです。
このサービス精神が、長い間いろんな方に愛されている理由なのだな、と思いました。
とにかく今回の舞台は、千城恵さんはじめ関係者の方々、そして観客の方々の
「スター、汀夏子さん大好きパワー」で創られているように感じました。
スターシステムである宝塚同様、ちょっと異色の創られ方をしている舞台だと思いますが、
久しぶりに宝塚らしいものに触れて、とても爽やかな気持ちになりました。
先日の音楽劇の出演者にも、宝塚ファンがいっぱいいて
宝塚の影響で、舞台や芸事が好きになる人って、とても多いと思いんだな~と思っていたので、
宝塚らしいものって、「どうして爽やかな印象で人々を魅了するのだろう」、ってあらためて考えました。
「スターシステム」は、賛否両論がありそうなシステムですが、
「まず役者さんありき」
「ある人の魅力を最大限引き出すためにすべてが計画される」
っていうのは、
「作品や企画ありき」
の創り方よりも、ひょっとしたらクリエイティブなのかもしれません。
宝塚だけでなく、すべての舞台は、本当は、「舞台に立つ人の魅力」を最大限引きだすために計画されるべきなのだと思います。
そして、すべてのスタッフ、キャストが、「スターを輝かせる」という同じ方向に向かって「意志を統一しやすい」、という点も、宝塚の優れている点だと思います。
関係者の意識がバラバラだったら、おそらくそれは作品にあらわれ、
お客さまにも伝わってしまうと思うからです。
「舞台に立つ人の魅力が最大限引き出されている」
「スタッフ、キャストの意識が同じ方向に向かって動いている」
これが、素敵な舞台の定義なのかもしれないな、
と再確認しながら、華やかな舞台でお腹いっぱいになった夜でした♪
「夢の花咲く頃Ⅱ」の公演を観せていただきました!という話題です。
これは、劇団てんも大変お世話になっている、
元宝塚歌劇団、雪組の千城恵さんが企画されたチャリティー公演です。
汀夏子さんを筆頭に、元タカラジェンヌの方々が、とてもバラエティに富んだパワフルなショーを繰り広げていらっしゃって、すごく楽しい時間を過ごさせていただきました。
私は高校時代、宝塚がとても好きだったのですが、汀夏子さんや千城恵さんはもう退団された後だったので、今回、汀夏子さんの舞台をはじめて観せていただきました。
汀さんは退団されて28年たっていらっしゃるそうですが、まるでそんな年月を感じさせません!
ついこの前まで現役だったのでは?と思えるほど、男役として輝いていらっしゃることにびっくりしました!
そして、汀さんのフリートークの面白いこと!!!
度肝を抜かれてしまいました!
さっきまでカッコイイ男役だったのに、トークで一気にお客さんと同じところに降りて来られるというか、「大阪のオバチャン」みたいになられるんです。
このサービス精神が、長い間いろんな方に愛されている理由なのだな、と思いました。
とにかく今回の舞台は、千城恵さんはじめ関係者の方々、そして観客の方々の
「スター、汀夏子さん大好きパワー」で創られているように感じました。
スターシステムである宝塚同様、ちょっと異色の創られ方をしている舞台だと思いますが、
久しぶりに宝塚らしいものに触れて、とても爽やかな気持ちになりました。
先日の音楽劇の出演者にも、宝塚ファンがいっぱいいて
宝塚の影響で、舞台や芸事が好きになる人って、とても多いと思いんだな~と思っていたので、
宝塚らしいものって、「どうして爽やかな印象で人々を魅了するのだろう」、ってあらためて考えました。
「スターシステム」は、賛否両論がありそうなシステムですが、
「まず役者さんありき」
「ある人の魅力を最大限引き出すためにすべてが計画される」
っていうのは、
「作品や企画ありき」
の創り方よりも、ひょっとしたらクリエイティブなのかもしれません。
宝塚だけでなく、すべての舞台は、本当は、「舞台に立つ人の魅力」を最大限引きだすために計画されるべきなのだと思います。
そして、すべてのスタッフ、キャストが、「スターを輝かせる」という同じ方向に向かって「意志を統一しやすい」、という点も、宝塚の優れている点だと思います。
関係者の意識がバラバラだったら、おそらくそれは作品にあらわれ、
お客さまにも伝わってしまうと思うからです。
「舞台に立つ人の魅力が最大限引き出されている」
「スタッフ、キャストの意識が同じ方向に向かって動いている」
これが、素敵な舞台の定義なのかもしれないな、
と再確認しながら、華やかな舞台でお腹いっぱいになった夜でした♪
by dumbo-kakeru
| 2008-10-26 23:59
| 舞台