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舞台と物語に恋しているダンボの日記です。皆様に楽しいこと、幸せなこと、笑えることがたくさん降り注ぎますように!


by dumbo-kakeru
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心と身体、どちらが気になる?

皆様ご心配をおかけしました!体調はだいぶ良くなりました!
気遣ってくださった方々、本当にありがとうございます。
扁桃腺が炎症を起こしていたようなのですが、幸いそんな重い症状ではなかったようです。

実は私、2001年に「伝染性単核球症」という、重い扁桃腺炎になったんですね。
その時は38度以上の熱が10日以上続いたんですが、今回も症状のはじまり方がその時とそっくりだったので、「うわ~またあの病気だ…どうしよう…」と焦ってしまいました。

しかし耳鼻科のお医者さんである親戚に聞くと、本当は「伝染性単核球症」に一度かかると、抗体ができるので、二度とかからないそうなんです。
実際、今回は熱もすぐ下がりました。
でも、そんなこんなで、久しぶりに2001年、病気になった時のことを思い出したんですね。
そしてある事に気付きました。

「そういえば私は病気になった時、自分が病気であることになかなか気付かないなあ」って…

どういうことかというと、体の不調があったとき、私は肉体的な原因があると思わず、精神的なことに原因があるのだろうと思い込む傾向があるんです。

2001年に病気になったときは、ちょうどあるミュージカルの脚本を書いている最中で、毎日、頭をフルに使っていたので、熱が出はじめた時、「頑張りすぎて智恵熱が出てきたのだろう」ぐらいしか思いませんでした。

「でも智恵熱で39度の熱が出るだろうか?…もしかして病気?」
と気付いたのは症状が出はじめて10日ぐらいたった後のことでした。

今回も、先週から少し体調が悪かったのですが「このところ忙しいからストレスがたまっているんだろう」と思っていました。
熱が出はじめてようやく「あ、気力がなかったわけじゃなかったんだ!」と思いました。

つまり私は、自分の体の健康にものすごく自信がある反面、心の健康には全く自信がないようなのです。
本当は、小さいころ、とても体が弱かったのに…
なのに、なぜ今の私は「私の体は丈夫だけど、心は弱い」って思い込んでいるのでしょう?

…不思議に思い、いろいろ考えて、次のような理由を思いつきました。

体は目に見えるけど、心は目に見えません。
体が傷付いた時、人に同情してもらいやすいけど、心が傷付いた時、同情してもらうことは難しいです。
でも心の傷も体の傷も、どちらも「癒されること」を欲します。

私は、親戚にお医者さんが多かったこともあり、なにかの体の不調が起こった時、それを治す方法はいつもすぐに与えられました。
そして癒されることによる満足感を味わうことができました。
でも、心や精神的なものに関心のある人がまわりにはあまりいなかったのです。

私は自分の心の傷を、自分で見つけ、自分で「癒さなければ」ならなかった。
だから、私は体より、心に関心を持ちながら成長したのだと思います。

心はどういう時に「癒されるのか」

今でもいつも考えています。
とにかく、「心」 の世界に興味があり、「心」の世界に夢中です。
だから舞台や、物語の世界から離れられないのだと思います。

いい作品を生み出すことで、私もどなたかの「心のお医者さん」になれますように。


↓今週末の、劇団てんの公演は、三部作のテーマが「LOVE HEALS HATE(愛は憎しみを癒す)」です。
その名のとおり、「観た方が癒される」作品になっていると信じています。


劇団てん10周年記念公演「LOVE HEALS HATE」三部作
第三弾 ミュージカル 「どこかで誰かがかんちがい」


日時: 6月28日(土) 14:00~/18:30
     6月29日(日) 14:00~
場所: 新神戸オリエンタル劇場


ぜひ観にいらしてくださいね!
by dumbo-kakeru | 2008-06-24 01:42